説明
立山観光ヒストリア
アルペンルート以前の観光史
高野 靖彦 著
■ 北日本新聞社
書籍情報
予約受付中(6月末より発送開始)
霊山立山はいかにして世界有数の山岳観光地となったのか。
立山山岳史の第一人者・高野靖彦(富山県[立山博物館]館長)が、信仰登山から観光登山まで、挫折と成功の歴史に迫る。
帯推薦文は、立山黒部貫光株式会社社長・見角要氏。
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■内容
年間100万人に迫る訪問者を迎える北アルプス・立山。
平安時代は限られた人のための修験の場であったが、江戸時代には全国から多くの人びとが、霊山として訪れるようになった。宗教施設の建築など、多くの「名所」が創出されていく立山で、芦峅寺や岩峅寺にも、宿泊・飲食業、荷物運搬・山案内などの諸生業が発達していく。
本書では、江戸時代の立山の観光収入など、あまり知られてこなかった貴重なデータを収載。
立山黒部アルペンルート開通以前の観光史を、はじめて系統立てて紹介する本著は、一般読者にも専門家にも、うれしい一冊となっている。
■目次
巻頭口絵
プロローグ 日本三霊山・立山はいかにして観光地となったのか
第一章 江戸時代の立山禅定登拝と信仰登山集落
第二章 江戸時代の立山道整備と名所化
第三章 立山禅定登拝の受入体制
第四章 江戸時代の「観光地」立山の収益
第五章 立山温泉の経営と信仰登山集落
第六章 明治維新期の立山信仰登山集落
第七章 日本初の山岳有料道路・立山新道
第八章 大正・昭和時代初期の立山開発
エピローグ 立山黒部アルペンルートの誕生
あとがき
参考文献
著者略歴
■著者略歴
高野 靖彦(タカノ ヤスヒコ)
1967年、富山県富山市生まれ。金沢大学教育学部卒業。富山大学人文学部人文科学研究科(修士)終了。富山県立高等学校教員、博物館学芸課長、高等学校校長などを経て、富山県[立山博物館]館長。
越中史壇会、歴史地震研究会、日本黒部学会所属。滑川市文化財調査審議会委員、立山町文化財保護審議委員会委員などを務める。
著書に、単著で『安政飛越地震の史的研究─自然災害にみる越中幕末史』(桂書房、2018年)、共著で、内閣府中央防災会議災害教訓の継承に関する専門委員会編『1858飛越地震報告書』(内閣府、2009年)、富山大学地域づくり研究会編『大学的富山ガイド─こだわりの歩き方』(昭和堂、2020年)などがある。
出版社 | 北日本新聞社 |
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著者名 | 高野 靖彦 著 |
発売年月 | 2025年7月 |
価格 | 定価:1,980円 【本体1,800円+消費税180円】 |
判型 | 四六判(130×188mm) |
ページ数 | 278頁 |
ISBN | 978-4-86175-129-5 |
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立山・黒部 未来への道 | 天空にかける橋 | 新版 富山の百山 |
北日本新聞社編集局 社会部取材班 編 |
脚本・絵コンテ:石岡ショウエイ 作画:Brz(ブルズ) |
富山県山岳連盟 編 |
1,885円税込) | 1,047円(税込) | 2,750円(税込) |
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