北陸応援もよう「HAREYAMA」

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北陸応援もよう「HAREYAMA」
標準
076-436-6191
Japan
9300106
富山県
富山市高木
3000
所在地
〒9300106 富山県富山市高木3000 (Japan)

HAREYAMAにこめた想い

美しさを心に届ける

富山もようを手掛けるテキスタイルデザイナーの鈴木マサルさんは、2014年の1作目「TATEYAMA」の発表以来、ずっと富山を見つめ続けてきました。能登半島地震が起きてからは、ニュースに触れる度に「被災の当事者ではない自分がどう関わるべきなのか」と考えたといいます。そして2月末日、氷見市を訪ねました。1階が押しつぶされてしまった家屋、亀裂が入った道路、がらんと広がる観光スポットの駐車場―。町を見て回り、今回の創作の原点にたどり着きます。「とにかく美しいもの、見た人が無条件に『きれいだな』と思うものを描こう」と。

モチーフは、富山と石川の人々が心を寄せる立山と白山に決まりました。表現のヒントになったのが、夕日に照らされたピンク色の山々の写真でした。「山というより光が反射しているような雰囲気だな」と感じ、かつて印象派と呼ばれた画家たちが光を表現するのに用いた点描に行き着きました。「点描は美しさを表現することにつながっている。これなら見た人の心に入っていけるかもしれない」。立山と白山の峰々が、無数の点で浮かぶ「HAREYAMA(晴れ山)」が完成しました。

富山もようは今年10周年を迎えます。「何事も10年続けることは大変なこと。続けられたのは、必要とされたからで本当にうれしい」と鈴木さん。「この先も、時代に寄り添うようなもようができればいいですね」

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